友達以上恋人未満 |
★実は発売の翌日にはフルコンプしていたのですが、あえて伏せておきました。 ★発売から1週間以上はたっていますので、もうそろそろいいだろう…ということで 公開。(ネタバレ含む) ■全体的感想 とにもかくにも、われらが芽依子様の主演作品。 それだけで限定版は買いだ!という姿勢がまず前提。(断言) 何と言っても、エロCGグラフィックの物量は圧倒的です。 プレビュー本でスタッフの狙いとして言われていた、エロエロにするという 意味では、大したものです。(えちいシーンの物量には圧倒されます) ただし、OPなどから期待される普通の恋愛ゲームを想像していると あっさりと裏切られますよ。(断言) あくまでも「芽依子様」オンリーなソフトだと思った方がいいです。 ■SNOW続編としての感想 シナリオも、グラフィックもSNOW本編とは違う人がチーフなので、 続編というより、ファンディスクだと思っておおらかに楽しみましょう。 個人的には今回の絵はちょっと好みから外れます。 前作SNOWを購入した最大の動機が絵柄なので、 そのあたりはちょっと残念でした。 舞台背景に雪は残っていませんし、音楽もかなり雰囲気が違います。 この辺は「POPなギャルゲー」(?)にしたかったという意図からでしょう。 声優に関してはビジュアルアーツ系という事でこれは仕方ないかもしれません。 コンシューマ版と比べるのは反則でしょう(フルVOICE版や暗黒SNOWと同じ面子です) 自分も声入りのゲーム作った結果、↑上2行前言訂正。 声優さんの所為じゃ有りません。こればっかりはメビウスのディレクションが悪い。 しかも芽依子役の方は「デミウルゴスの娘」では思いっきり素晴らしい演技を しておられました。声優さんご自身の名誉の為、言って置きます。 えーと…言っていいのかな? ハッピーエンド、芽依子しかないです。 正直、むつきやさくらのエンディングはあると思っていただけに 愕然としました。(無いわけじゃないんだけどね) 多分、本来芽依子様ファンディスクとして作ったものに急遽 他のキャラを入れ込んだので、個別シナリオまで手が回らなかった…と。 ……鳳仙の出番ゼロ。(ここで個人的にアウト) 仕方ないのかもしれませんが…「何百年も生き続けてきた怪物なのだ」などと いう思わせぶりな台詞がありながら、過去の回想シーンは全くなし。 SNOWの過去編をやっていない人は完全に置いてきぼりです。 折角つけて頂いたオマケのダイジェスト版DVDですが、桜花編のみしか フォローしてません。鳳仙&芽依子、そしてしぐれ様のつらい過去を 知るには、過去編、しぐれ編の一部でも紹介すべきだったと思います。 Piece Of Key Heart (ここの攻略は正確無比ですが、ネタバレ満載なので注意) でも書いてありましたがバッドエンドルートを先にやったほうがいいのかも…。 このルートの方がある意味泣けます。 でも「消えていく芽依子」って言うネタ自体、本編澄乃、桜花ルートとかぶるよね。 というか、選択肢として「村に残る」を選択すると「さくら」狙いで残ったことになる という(選んだ直後の独白でそうなっているが、納得できない。) ―――その他細かく突っ込む所が多すぎます。…シナリオライター自体、外注で 前作とは全く違うメンバーが多いので仕方が無いと思いますが…。 それに、バッドエンドルートをやらないと、タイトルの意味が分かりません。 …こちらが本当はトゥルーエンドなのかもしれませんね。 …かなり疑問は残りますが…赤ん坊になったときに主人公の手を 離さないほど因縁が強いなら、年をとってから、昔のコトを何一つ 思い出さないというのは一寸がっかりでした。伸びた髪の毛がスゲー 不自然。――切らないんならツインテールにしろよ。(笑) その分?ちっさ芽依子のHシーンが多いですが…。 個人的に貧乳は好きでもある年令(かなり極端)から下は対象外なので 途中で自分のやっていることに疑問を持ったりします。 その反面、みかんはいたずらレベルで終わりか…ちっ。 声の所為か?それとも画の所為か?そもそも低年齢化しすぎてエロ という対象年齢から外れるのか?個人的にはあまり萌えませんでした。 芽依子ハッピーエンドのほうもエロ比率過大。 ていうか、エロしかないじゃん、これ。^_^;さすがメビウス。 予告とか見て、芽依子のシリアス中心なストーリー展開を期待したのですが そのあたりはちょっと外されました。(もう少し芽依子に悩んで欲しかった…) 彼方さんは完全に蚊帳の外なのは前作をプレイした人間には少し寂しいです。 SNOW自体、同じ時間を何回も繰り返してやっと輪廻から抜け出せたという 解釈をした場合、彼方さんは全ての事情を知っているはずですが…もっとも 記憶しているのは魂のみで、転生した本人は忘れているのでしょうか。 できれば彼方さんにも少しは思い出して欲しかったと思うのは贔屓目でしょうか? その代わりと言ってはなんですが、後半のストーリー展開は結構ハード。 ただ、怪獣映画っぽくなったのは…。くーが特攻するとか、龍神の社の 巫女として身をささげる、とか二人で湖底に沈むとかは綺麗で良いと思います。 最後は結構綺麗にまとまったかな、と思います。 ファンディスクとしては、予想外の大作なのでこれで少しでもSNOW ファンが増えてくれると嬉しいですね。 ★メビウスさんほどファンを大事にするメーカーさんは滅多に無いので、少々厳しい ことも正直に言わせて頂こきました。 |